吉野杉デザイン研究所とは
吉野を中心として川上(林業、山守)、川中(製材業・木工所)、川下(木工家・インテリアデザイナー・建築家・プロダクトデザイナー)が集まり、吉野杉を中心とする国産針葉樹をどう利用するか、長期的視点でプロトタイピングを繰り返しながら、家具や空間・道具の提案をしています。
地域のことを最大限に活かすデザインを目標に次の世代につながる活動を行います。
チームメンバー
筧 ひろし
所長/Interior Designer
にぎわいを生むいろいろな吉野杉ツールを、やまとまちの仲間とともにプロトタイピングしています。
石橋 輝一
製材所
家業として、林業・木材業を営み、1939年から奈良県吉野町の吉野貯木場にて吉野杉と吉野桧の製材所を営んでいます。2005年に家業を継ぐために吉野に戻りました。吉野の木材事業者の後継者を中心に立ち上げた一般社団法人吉野と暮らす会の代表理事も務めています。いろいろな繋がりの中で、吉野から木のある暮らしをお届けしています。
吉野中央木材株式会社
http://www.homarewood.co.jp/
賀來 寿史
木工家
近年より、従来の木工職が当たり前にしてきた、制作物、作品をつくって売るという行為…そのこと自体が難しくなっている時代を背景に、木工家個人が持つ木工、家具に関する技術、知識、経験をもって、ジャンルの壁を超え、いろいろな人、コトとの関わることで木工を生業に生きることができるのか…ということ自体を試みとして活動しています。
狩野 新
Architect/Furniture Designer/Photographer
「木づかいのデザイン」をテーマに、国産木材を使った、建築空間、家具、プロダクトのデザイン設計を行っております。人に寄り添えるデザイン、使いやすくて美しいデザインを心がけています。
一級建築士事務所 狩野新アトリエ
https://www.shinkano.com/
佐野 亮
Architect
Design the SOCIAL GOOD through Architecture
建築を通して人や生物の〝居心地の良い〟生活圏を設計しています。個人から集団まで、いろいろな社会単位をいろいろな解像度で設計してきました。家具から建築、都市において、そこで人と人がどのように出会い、関わりを作れるかを、様々な大きさを行き来して考えています。
竹中工務店設計部を経て、2022年より安井建築設計事務所所属。
株式会社安井建築設計事務所
https://www.yasui-archi.co.jp/
小山 裕介
Product designer
見つめて、見つける、モノづくり。
暮らしや行動、モノの使われ方。材料の個性、作り手の技術、地域の歴史。それらを見つめることで、新たな気づきと出会いデザインするべきテーマが見つかる。使う人、作る人、それぞれに寄りそうモノづくりを目指しています。
株式会社torinoko
https://www.torinoko.net/
才本 隆司
森林インストラクター
ボクは森林・林業・木材産業に40年以上携わってきました。
健全な森林を育てることと木材を使うことは繋がっています。木材を普段の暮らしで使ってもらうためには、伐って(使って)、植えて、育てて、伐るという再生可能なサイクルが健全な森を支えているコトを知ってもらうとともに、木材という素材を最大限に活かすデザインと加工(工作)が欠かせません。モノづくりの仲間とともに、コトづくりができるよう行動して行きたいです。
田中 寿賢
テクニカルアドバイザー
吉野産の無垢材を利用したオーダーメイド家具を製作する工房です。住宅・店舗・施設向けの造り付け収納家具やテーブル・カウンターの製作を得意としています。古くから林業や銘木製造を行ってきた知識や技術を生かした物作りを目指しています。所属する吉野と暮らす会では地元小中一貫校での「愛・学習机プロジェクト」の運営、製作指導を行っています。
有限会社グリーンフォレスト・エンタープライズ
https://yoshinosugi.com/
中井 章太
顧問
1968年生まれ。家業である「山守」の7代目、中神木材代表。 地域資源である山と木を生かした「木桶復活プロジェクト」や「愛・学習プロジェクト」など、歴史に学び、郷土愛を育む取り組みを仕掛ける一人。
人と人、人と地域、地域と地域をつなぐ活動を通して、地域の暮らしが豊かになる林業を目指す。 モットーは、「山が原点。山のこと、木のことを吉野の山で伝え、営みある吉野の風景を未来に残したい」